皆さん、こんにちは
事務の嘉手苅です。
台風6号で天候が荒れて日差しも弱まっていましたが、嵐が去ったこんにちではまた暑い日々が続いています。こまめな水分補給や日陰での休憩、扇風機やクーラーなどを利用して熱中症予防をしていきましょう。めまいや立ちくらみ、頭痛、こむら返りやしびれなど、熱中症のサインを見逃さずに注意して夏を乗り越えていきましょう。
さて、今回は玄関アプローチについてご紹介したいと思います。
玄関アプローチとは、玄関から通りへ続く門までのことです。お客様が最初に通る場所になるため家の顔ともなり、歩きやすさはもちろんですが趣深さや華やかさなどの演出を加えて好印象をもってもらえるような空間にすると素敵ですね(*’ω’*)
アプローチへ使用する素材にはタイルや石材・コンクリート・レンガ・芝・植栽などがありますが、車いすやベビーカーなどの利用が見込まれる場合には、利用し易い素材を選んでデザインしていく方が望ましいでしょう。
使用しやすい素材としては、タイルや石材は色数も多いのでイメージ通りの空間が作りやすく、掃除やメンテナンスも楽に行えることや雑草対策にもなることから、公共の空間やマンションの共有部分、店舗などのいたるところで多く採用されています。
タイルは、吸収性が低くカビに強いため清潔な状態を保つことができるうえ、耐久性も高く長期間使用してもキズや摩耗に耐え、色褪せも少ないので長い目でみるとメンテナンス費用の節約にもなります。
さらに、一部の外部タイルを玄関内のタイルと同じにすることで統一感や広さが感じられ、スタイリッシュな印象を出すこともできます。また、大判の物を使用すると落ち着きのある高級なイメージに仕上がります。
メリットの多いタイルですがデメリットもあります。
施工面では一枚一枚張っていくため金額や工期がかかります。そして衝撃や振動に弱いので、固い物を落下させると割れてしまったりひびが入ったりします。また、熱を取り込む性質があるため夏の太陽光の下では高温になりやすいので注意が必要になることや、濡れると滑りやすくなることなどがあります。(※種類によっては滑りづらい加工がされた物もあります。)
タイルと同様に石材も耐久性がありますが価格は一般的なタイルより高めになります。石材は敷き方で雰囲気が変わり、選ぶ色によっては洋風・和風とどちらの家にも合う素材ですので、カラフルな色はさわやかに感じられ、シックな色は落ち着きや風情が感じられます。
玄関アプローチを整えることは、印象や見栄えなど見た目の美しさもありますが、誰もが安全に通れることや生活の質の向上にもつながります。
敷地が土のままだと、土埃が舞って汚れたり雨の日にぬかるんで歩きづらくなったりするうえ、汚れた靴で玄関を汚してしまうかもしれません。さらに、泥はねにより外壁なども汚れてしまう恐れもあります。また、雑草も生えてきたりするため面倒な草むしりなどに時間を要するかもしれません。
タイルや石材を貼ったり、砂利敷きや土間打ちをしたりするのは、雑草対策への効果がありお勧めです。また、足元が滑る恐れがあるところには手摺りを取付けることや、暗さで足元がおぼつかないところには照明を取付けると、歩きやすさや防犯効果にも繋がります。
いかがでしたでしょうか。
弊社に寄せられた見積り依頼の中には、新築や中古物件を購入後に実際に住み始めてから、外構に「不便を感じる」や「使い勝手が悪い」という声が聞かれます。確かに外構は生活空間ではないので、通常の生活にすぐに支障をきたすものではないのかもしれません。ですが、整えることで機能性や防犯性を向上させることが可能になります。
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