こんにちは。那覇ショウルームの嘉手苅です。
皆さん、沖縄は「海風があり、涼しく暮らしやすい」というイメージはありませんか。
実際に、夏場の日差しは肌が痛いくらいですが、陰に入ると風を感じて涼しく思う日もあります。また、冬場は風のせいで実際の温度よりも体感は寒く感じるほどです。
そんな沖縄ですが、実は日本で唯一の亜熱帯気候のため高温・多湿という特徴があり、梅雨の時期はもちろんのこと、平均して湿度が70%以上を超える日が1年の半分以上だというデータもあります。さらに、冬でも平均の湿度は60%以上のため外気との寒暖差で室内のサッシなどに結露が生じやすくなります。
今回の記事では、高湿度環境が引き起こす問題や湿気対策をご紹介いたします。
これからリフォームをお考えの方や湿気対策で悩んでいる方は、ぜひご覧いただき参考にしていただければと思います。
目 次
1. 湿気の原因
① 自然的要因
② 生活的要因
③ 建物構造的要因
2. 湿気がもたらすデメリット
① 健康被害
② 建物への被害
3. 湿気対策
① 湿気がこもらない習慣をつける
② 建材に湿気&カビ対策を取り入れる
4. 快適な環境とは
5. リフォームをするなら㈱喜神サービスへ
1. 湿気の原因
成人が快適に感じる湿度は40%から60%だと言われています。それ以下だと、
のどを痛める原因やインフルエンザなどのウィルスに感染しやすくなるなど影響があり、それ以上だと、息苦しさや熱中症などの体調不良を引き起こしてしまいます。
その湿度変化に影響を与える要因には次の3つが挙げられます。
① 自然的要因
先にも述べたように、沖縄は亜熱帯気候ですので高温・多湿はさけることが出来ません。冬は高温ではなくなりますが、その影響で飽和水蒸気量(空気中に溜められる水蒸気の量)が低くなるため、湿度は高いままとなり結露が発生しやすくなります。また、5月、6月は梅雨前線の影響により雨や曇りの日が多くなり湿度が80%になる日もあります。
② 生活的要因
雨天時の部屋干しや、お風呂場のドアの開けっ放しなども湿度を上げてしまいます。さらに結露を拭き取らずに放置することはもちろんのこと、湿度の高い日に窓を開けることやインテリアとして観葉植物を置いたりすることでも室内の湿度は高くなります。
③ 建物構造的要因
空調設備や窓がない部屋では、日差しが入らず日中でも温度が上がりません。また風通しも悪く空気が停滞するため、おのずと湿度が高くなりカビが発生しやすい環境をつくってしまいます。さらに、湿気のこもりやすいトイレやお風呂場では換気扇を付けていないと黒カビの発生へと繋がる恐れがあります。
2. 湿気がもたらすデメリット
湿度が高い状態が続くと人体や家屋などへ少なからず影響を与えてしまいます。
ではどのような影響を受けてしまうのか。また、その影響が最小限に抑えられたり防いだりするにはどんなことをすればよいのでしょうか。
① 健康被害
・アレルギー疾患や喘息の発症
ぜんそくや鼻炎などのアレルギー疾患はカビの胞子やダニのフンや死骸を吸い込むことでも発症する可能性があります。実はそのカビやダニが増殖しやすい環境というのが室内の温度が20~25℃で、なおかつ湿度が65%以上と湿度も関係しているのです。
・熱中症
人間の体は体温調節として体温が上がると汗をかき、汗が乾くときに体温を下げます。ですが、湿度が高いと汗が蒸発しにくいため体温が下げられず、結果として体内に熱がこもりやすくなります。そして食欲不振や不眠・倦怠感などの不調につながったり、熱中症を発症したりする危険性が高まります。
・食中毒
夏季は気温も上昇し、細菌が増殖しやすくなっていますので細菌性食中毒への注意が必要です。なぜなら細菌の増殖には適した温度と水分が必要なため、湿気があることで細菌が栄養分を分解し増殖するので食べ物が傷みやすくなるのです。
② 建物への被害
・木材の腐食とシロアリの発生
外気との寒暖差によって発生した結露は、室内の湿度を高くするばかりか、内部の木材を湿らせ、サッシ廻りだと雨漏りの原因に繋がったり床材だときしみや浮き、最悪の場合は床が抜け落ちてしまったりと生活に支障が出る可能性があります。
さらに湿った木材はシロアリが好むため、シロアリ被害を受けやすく建物の耐久性が下がる恐れが出てきます。
・クロスのカビ被害
湿気があり空気の入れ替えがあまり行われない場所では、クロスなどの壁紙などにカビが発生しやすくなります。カビは胞子を散らし健康被害を引き起こす原因にもなりますが、放置してしまうと壁の表面だけではなく下地材まで繁殖し掃除だけでは除去できなくなってしまいます。
3 湿気対策
季節や天候により温度・湿度は変化します。さらに湿度は人が生活することでも上がるため、湿気対策が必須となります。
① 湿気がこもらない習慣をつける
・窓を開けて換気する(湿気の多い日は窓を開けずに空調設備で除湿)
・扇風機やサーキュレーターを使用して空気の停滞を防ぐ
・結露は早めにふく
・寝具はしきっぱなしにしないでたたむ
② 建材に湿気&カビ対策を取り入れる
◆ 調湿タイル材(リクシル エコカラット)
湿気の吸放湿力が珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上。
◆ サンゴの塗り壁
調湿効果・消臭効果・防カビ効果・ホルムアルデヒドを吸着・分解。
勝連トラバーチン、風化造珊瑚礁、コーラル(南部石灰岩)、赤土、赤瓦配合。
◆ 調湿壁材さらりあ~と (ダイケン)
一般的なクロス仕上げの約5倍の吸湿力。
◆ 吸放湿クロス(サンゲツ)
紙おむつにも使用されている吸水性ポリマー配合、乾燥時は水分を放出し
室内の湿度を調整。
◆ 通気性クロス(リリカラ)
空気や湿気を通す壁紙。下地との組み合わせで調湿効果を発揮。
下地材は吸湿性のある調湿石膏ボードを組み合わせることで、一般ビニル
壁紙と普通石膏ボード施工よりも約6倍の吸湿性。
◆ SK調湿ウォール(エスケー化研)
珪藻土と多孔質セラミック軽量骨材を配合、室内の湿度を常に一定に保つ
吸放湿機能を付与。外気温に左右されないので陶器の結露防止やカビの発
生を防止。
4 快適な住環境
雨風をしのぐだけの住まいではなく暮らしやすさを追い求めることで、体にも建物にも優しい環境を整えることができます。そして温度や湿度などのなかなか目に見えない空気環境はリフォームなどで改善することが可能です。また、湿気取りなどのアイテムを毎回購入したりエアコン(除湿機能)を使ったりしていた費用が抑えられるほか、お手入れの時間などの負担も軽くなります。
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